上の4枚綴りの写真は、シャープネスの効果を比較できるように、同じ一つのRAW画像データから異なる設定でカメラ内現像した出力を並べたものである。現像パラメータは全て、JPEG記録サイズ:6Mピクセル、画質:★★★★、カスタムイメージ:ナチュラル、ホワイトバランス:太陽光、については共通で、シャープネスだけを変えてある。それらをピクセル等倍のままトリミングして並べ、最終的に画質劣化のないPNGでセーブしたものである。左からそれぞれ、シャープネス:-1(ナチュラルの初期設定)、シャープネス:+4、ファインシャープネス:+4、ファインシャープネス2:+4、での現像結果に対応する。
シャープネスは、K-7の説明書によると、画像の輪郭の強調度合いを設定する、とある(P.205)。そして、ファインシャープネスは、輪郭の線をさらに細かく描写できる、とある。
これらを踏まえた上で画像を見ると、シャープネスを高く設定すると、確かに-1と+4ではビルの輪郭が強調されている。しかし、同時に強調し過ぎたあまり、-1(初期値)に比べて+4では輪郭の際でノイズが出てしまっている。また、特に空の部分に高周波ノイズが出て、粒状感も強調されてしまっている。これに対し、ファインシャープネスおよびファインシャープネス2は、それを抑制しているのが分かる。しかし一方で、こちらでメーカの人が指摘しているように、輝度ノイズが出ているようである。次にビルの側面の窓格子の写りを見てみると、ファインシャープネスに比べて新しい「2」は解像感がしっかりと出ている。この解像感は、通常のシャープネス+4の効果に近い。
つまりこの画像を見る限りでは、ファインシャープネス2は、ノイズを抑えつつ輪郭をはっきりさせて解像感を上げる、という効果があるようである。一言で言えば、通常のシャープネス効果とファインシャープネス効果の良いとこ取り、というのが「2」というところであろう。
K-7+DA* 16-50mm F2.8+CPL
K-7を買ってからずっとRAW撮影ばかりしていて、現像は専ら計算機側のソフトに任せている。しかし、こうした処理がカメラ側でできるのであれば、カメラ本体に備わった機能を模索するのも悪くないかもしれない。いや、ちまちまやるのは面倒だからきっとやらないな、うん。そうなると、JPEG撮って出しか…。一発勝負で逃げ道が無いから腕の無い僕には辛いなぁ(笑)。
